カテゴリー「現在の状況」の27件の記事

最新状況(9月11日)

9月11日午後9時(イギリス時間)、ぺガーさんの支援団体Friends of Pegahより、ニュースが入ってきました。

ぺガーさんは強制収容所からの保釈申請が認められ、今朝、収容所を出ることができたそうです。そして、難民認定の再審査の要求も認められ、これから裁判所でぺガーさんのケースはもう一度検討されることとなります。この決定により、今まではいかなる時でも強制退去執行命令を受ける可能性がありましたが、これからはいきなり強制退去せよという命令を出されることはなくなり、裁判というプロセスを通して結論がでることになります。最終的に難民申請が認められるかどうか結果がでるまでには、数ヶ月かかるのではといわれています。

ひとまず、保釈が認められぺガーさんが少しずつでも日常を取り戻すチャンスを得たことは、素晴らしいことです。

しかし、まだ難民申請が認められたわけではないので、彼女がイギリスでの滞在権を得るまで皆さんの引き続きのご協力を必要としています。Friend of Pegahからのメッセージにも、皆さんの支援なしには、ここまで来ることができなかったとあります。今後ともさらなるご協力をお願いいたします。

Friends of Pegahのスタッフに確認したところ、具体的には、オンライン署名の引き続きの呼びかけと、イギリス内務大臣、内務省入国管理局担当大臣に向けてのぺガーさんの難民認定、今後のLGBT難民申請者のイランへの強制送還の停止を求める要請をFAXで送るという二点をお願いしたいとのことでした。

現在の状況を踏まえた新しい要請文を現在作成中ですので、出来上がり次第ブログにアップします。

(以下、Friends of Pegahからの9月11日付けのメッセージです。早速翻訳してくださったゲイジャパンニュースの山下梓様、いつも翻訳のご協力を頂き、本当にありがとうございます。)

みなさん

ついにいいニュースです!今朝、ペガーさんが保釈され、ヤールズウッドの収容施設を出ました。彼女のことを愛し大切に思ってくれる人たちのもとへ、戻ってきました。上訴裁は、ペガーさんのケースを審理することで合意しました。審理は、今後2週間以内に始まり、2~3ヶ月以内に何度か行われるものと思います。

この他、イギリス国内では、ペガーさんの代理としていくつかの影響力ある団体が、重要なアクションを行う予定です。

私たちがペガーさんをサポートするにあたり、みなさんのすばらしいお力添えなしでは、ここまでくることはできませんでした。ペガーさんは、本当にありがたく思うとともに、すべてのみなさんに心からの感謝をしています。そして、私たちも。いただいたサポートがどれだけありがたかったか、言葉では言い表せません。

ペガーさんのおかれている状況はまだ油断できないものですが、それでも、以前より希望を持てる状態です。

ご想像のとおり、ペガーさんは、この数週間に味わった苦難から回復するための時間を必要としています。また、平和と静けさの中で、日常の生活に戻る必要もあります。

何かありましたら、お知らせいたします。

すべてのみなさまに、愛と連帯を
Friends of Pegah
イギリス、シェフィールドより

Everyone

We have some good news at last! Pegah was granted bail this morning, is now out of Yarls Wood Detention Centre and back with people who will love and care for her. The Court of Appeal have also agreed to hear her case. It will be listed within the next couple of weeks and will be heard sometime in the next few months, we believe.

There are also other actions that we know are being taken on her behalf, by influential organisations at a high level in the UK.

We really don't think that we would have got this far without the fantastic work you have put in supporting Pegah. She is truly grateful and gives her heartfelt thanks to you all - as do we. It is impossible to overstate the value of your support.

This does not mean that Pegah is out of the woods but she is now in a much more hopeful position.

As you will understand Pegah needs time to recover from the ordeal of the past few weeks. She also needs to get back in touch with the ordinary business of living her life in some peace and
tranquility.

We will keep you updated as events develop.

Love and solidarity to you all

Friends of Pegah
Sheffield, UK

Contacts:
Friends of Pegah Campaign
c/o Victoria Hall Methodist Church
Norfolk Street
Sheffield S1 2JB
UK

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Flowers for Pegah キャンペーン

2007年9月5日追記:

以下の呼びかけはストップさせていただきます。世界中からペガーさん宛の花束がたくさん届いて、対処しきれないそうです。

ペガーさんは多くの花束が届けられたことをたいへん喜んでいます。これからは、手紙やカードなどのメッセージのみにしてください。よろしくお願いいたします。

手紙の送り先はこちらです。

Pegah Emambakhsh, Yarl's Wood Immigration Removal Centre, Twinwood Road, Clapham, Bedfordshire MK41 6HL, United Kingdom - Telephone 01234 821000

(追記代理:ミ)


***


先週より、イタリアのアクティビストたちによって、今、収容所の中で精神的にも肉体的にも疲弊しているであろうぺガーさんにお花を届けようという呼びかけが行われています。

個人が、友だちとして、できること。なんだか素敵な呼びかけだと思いました。

そして、呼びかけ人のひとりであるイタリアのロベルトさんからの9月4日付けの報告のメールに、

We have spoken with Pegah; she is better and now she thinks to the future with optimism.The action "Flowers for Pegah", also thanks to the support of Hervé, is an incredible success. Tousands of bunch of flowers arrive to the prison of Yarlswood. 

ぺガーさんと直接話をしましたが、彼女もすこしよくなってきて、未来に希望がもてると感じているようです。Hervéさんの協力もあり、ぺガーさんにお花を贈ろうというアクションは大成功でした。多くの花束がヤールズウッド収容所に届きました。

と、ありました。

すこしほっとすると同時に、こうして世間に全く知られることなく、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーであることを理由に命を落としている数多くの人たちのことを思いました。世界のどこかで、今どこかで、殺されたり、暴力を受けたり、直接的な身体的な暴力ではなくとも生きることを否定されながら存在する人たちがいる。何ともいえない気持ちになりました。(ほ)

Flowers_for_pegah_2

http://spartakism.wordpress.com/2007/09/01/action-des-fleurs-pour-pegah/

Send flowers to Pegah Emambakhsh

Pegah Emambakhsh is completely worn out. Till now her life has been characterized by pain, fear and death. She is a nice, reserved, religious and optimistic woman, but the world till now has offered her just discrimination, hatred, persecution, humiliation, injustice and imprisonment.

Even now that her drama is known all over the world, even now that in many we pray for her, for her future, she's penned in a cold prison, without privacy, love or human warmth.

Dear friends, let's make her to feel our love saying her that we're not all the same persons, that good persons exist, people who believe in brotherhood and solidarity. Send her a flower or a bunch of flowers with any flowers shipment service: Roses, Lilies or Gerberas. Flowers of all the colours, perfumed like the justice. Roses and Asylum for Pegah!

Send her flowers to the following address: Pegah Emambakhsh, Yarl's Wood Immigration Removal Centre, Twinwood Road, Clapham, Bedfordshire MK41 6HL, United Kingdom - Telephone 01234 821000

For EveryOne Group, Roberto Malini

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ぺガーさんのインタビュー

(9月4日追記)

イタリア語の翻訳をやってくださるという方がなかなかいないので、イタリアのグループエブリワンのロベルトさんに相談したところ、英語のインタビュー原稿を頂きました。できるだけ早くアップするようにしますので、すみませんがしばしお待ちを。待て次回!

XXXXXX

(以下、9月3日の時点で書いたこと)

8月26日付けのイタリアの新聞にぺガーさんのインタビューが載ったそうです。

ぺガーさん自身が何を語っているのか、とっても気になります。でも、イタリア語なのでさっぱりわかりません……。(今、ほんやくコンニャクがのどから手が出るほど欲しいです。ドラえもん、これを見てたら管理人にメールしてね。)

そこで、イタリア語の翻訳ができる方、どなたかこの記事を訳していただけないでしょうか。

やっていただけるという方がいらっしゃったら、作業のダブりを防ぐため、管理人までメールでご一報ください。(同時進行で複数の方に同じものを訳していただくと申し訳ないのと、あと他にもイタリア語の記事がいろいろありますので…。メールアドレスはプロフィール欄にあります。)また、知人友人でやってくれそうだという方がいらっしゃる場合は、ぜひメッセージをお伝えください。

記事はこちらのURLにあります。http://oknotizie.alice.it/go.php?us=498112b9e47d03a9

どうか、よろしくお願いします。(いつもお願いばかりのほんやく係より。)

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EUでの動き

EUとしても、今回のことで動きがあります。ILGAヨーロッパのサイトにプレスリリースが出ています。

(以下は訳文。管理人のヘルプに応じ、すぐさま訳してくださったkeiさま、本当にありがとうございました。)

 Hans Gert Poettering欧州議会議長は、本日開かれた欧州議会の「議長・会派長会議」[注:欧州議会の議長と各会派の長の会議で、議会の運営に関する決定を下す]において、「欧州左派連合・北欧左派緑の党」会派(GUE/NGL)に属するイタリア選出のGiusto Catania欧州議員(PRC)と、「自由主義」会派の長であるGraham Watson議員からの提案を受けて、Gordon Brown英国首相宛に、英国からイランへの退去処分を受ける可能性のある イラン人レズビアン女性Pegah Emambakhshさんの処遇に関する書簡を送ることに
同意した。
 強制送還された場合、英国が「性的差別」に基づく政治亡命を認めなかったことが原因で、Emambakhshさんは暴力と拷問を受け、それによって確実に命を失う可能性がある。
 「Pegahさんのイランへの退去処分は、人権を大きく侵害し、さまざまな国際条約に違反するものであり、英国一国だけでなく欧州連合全体にとって不名誉なことであるPoettering議長はGordon Brown首相に伝えてくれるはずだ。 わたしは議長に、イタリアが快くPegahさんを受け入れることも伝えるようお願いした。われわれはPegahさんを支援しており、また欧州議員全員が今後もこの事件を注視してゆくことを確信している」とCatania議員は力強く述べた。
 欧州議会議長事務局はこの書簡を速やかに送付すると約束した。

Brussels30/08/07,

Following a proposal by Italian MEP Giusto Catania (PRC), representing the European United Left/Nordic Green Left (GUE/NGL) Group in the European Parliament during today's Conference of Presidents - and Graham Watson, President of the Parliament's Liberal Group, European Parliament President Hans Gert Pöettering has accepted to write a letter to British Prime Minister Gordon Brown on the fate of Pegah Emambakhsh, the Iranian lesbian woman who risks expulsion from Great Britain to Iran. If deported, Ms Emambakhsh risks physical violence and torture, and without doubt losing her life, because of London's refusal to grant her the status of political refugee on grounds of "sexual discrimination".

"Pöettering has the task of explaining to Gordon Brown that Pegah's expulsion to Iran would constitute a serious violation of human rights and international conventions and bring shame not only on a country like Great Britain but also on the European Union as a whole. I suggested to the President that he indicate Italy's willingness to welcome Pegah, who is not guilty of any crime. We strongly support Pegah and I am sure that all European parliamentarians will continue to follow her case very closely", MEP Catania declared.

The European Parliament Presidency has committed to sending the letter without delay.

http://www.ilga-europe.org/europe/news/euro_parliament_takes_up_the_case_of_iranian_lesbian_threatened_with_expulsion

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オンライン署名7777人突破!

オンライン署名の現在人数はここから見ることができます。(View Current Signaturesというところをクリックしてください。)

http://www.petitiononline.com/mod_perl/signed.cgi?pegah

8月29日午後10時すぎ(イギリス時間、日本は30日の朝ですね)にチェックしたところ、オンライン署名をされたかたの数がちょうど7777人でした。

8月24日に私が署名したときは800番台でした。5日間で7000人近い方が署名したということになりますね。毎日毎日増えてゆくこの数を見ていると、世界中での支援がどんどん広がっているんだなーとなんだか感慨深いです。韓国の名前、イタリアの名前など、いろいろな国の人の名前が見られます。

1600番台くらいから日本人が増え始め、ある時は最新50人の中の41人が日本人(らしき名前の方)だった!なんてこともありました。この中でいったい何人が日本からの署名なのかなあなんて思いました。数えてみました、なんて方がいらっしゃいましたら是非メールください。(笑)

署名に協力してくださったり、署名を広めてくださった皆様方、本当にありがとうございます。

祈10000人突破! いや、どうせなら目指せ100万人。

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最新状況(必ず読んでください)

ご協力をお願いします。

1.英国内務省に対するファックス、Eメールの送付を一旦停止してください。

2.ネット署名、ペガーさんのことを一人でも多くの方にお伝えください。

ネット署名→http://www.petitiononline.com/pegah/petition.html(英語)

ネット署名サイトの邦訳→http://pega-must-stay.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/post_7c4d.html

***

イギリス時間の8月28日午後9時、ペガーさんの支援団体Friends of Pegahのスタッフからメールで連絡が入りました。その後電話で直接話したことも含め、以下にメッセージをお伝えします。さらなる情報が入り次第、ブログにすぐアップしますので、ちょこちょこのぞきに来てください。

スタッフの方のコメント

「本日、シェフィールドの国会議員リチャード・カーボーン氏と支援団体の話し合いがあり、カーボーン氏がそれを受け、入国管理局に対し、ペガーさんのケースについての再考を正式に求めました。また、ペガーさんの弁護団も入国管理局に難民申請再審査の申し入れをしました。政治的なルートでも、法の手続きでも、できることはすべてしました。今はこの申し入れの結果を待っています。数日中に何らかの動きがあると見られています。

そこで、この状況を踏まえ、英国内務省に対するファックス、Eメールの送付を一旦停止するようお願いしたいと思います。皆さんの声は確実に英国内務省に届き、決定に影響をあたえるものになると思います。これまでの皆さんの迅速な行動、温かい支援に心より感謝しています。

しかしながら、オンライン署名、ペガーさんの件に関する情報を広めるアクションについては、引き続きご協力をお願いします。

また、今後入国管理局の決定によっては、ふたたび皆さんの緊急アクションが必要となる可能性もあります。そのときはすぐに告知しますので、連絡を待っていてください。それぞれの国でのキャンペーンサイトなどをこまめににチェックしていてください。

重ね重ね申しますが、今回の皆さんのご支援には本当に感謝しています。本当にありがとうございます。

ペガーさんのケースは氷山の一角です。世界には、セクシュアルマイノリティを理由に迫害を受け、国によっては投獄、死刑に処せられる人たちが数多くいます。ペガーさんのようにニュースになることなく、私たちの知らないところで、セクシュアリティやジェンダーを理由に暴力を受けている人たち、殺されてゆく人たち、亡命申請を認められず本国に強制送還されている人たちが今も世界のそこここにいます。

セクシュアリティや人種・文化の違いにかかわらず、すべての人が社会の一員として、迫害を受け国を追われることなく、暴力や差別に苦しむことなく幸せに暮らせる社会となるまで、私たちのアクションは世界中で続きます。一人一人にできることはたくさんあります。そして、そんな個人がつながることで変えられることがあります。

今回のアクションで、世界中にこころざしを同じくする人たちがいることがわかりました。今後ともご協力よろしくお願いします。皆でやればできるのです」

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長期戦“強制”突入宣言!

ペガーさんXデーである8月28日も、もう間もなく終わろうとしています。しかし、弁護団と国会議員による入国管理局へのアクションに関して、現在のところまだ具体的な情報ははいってきていません。


イギリス政府は経験的に、世論から批判のあった難民問題に関しては、すぐさま結論を出さず、保留に保留を重ねて事態を長引かせる傾向にある、のだそうです。したがって、ペガーさんの件も、今後は長期戦に突入していく可能性が非常に高いと思われます。


しかし、イギリス政府はいまなおペガーさんに対して、72時間以内の強制送還を命じる権限を持っています。万が一その命令を下した場合に即時対応するために、日本でも緊急アクションを起こせるよう着々と準備をすすめてまいります(支持お願い!)。


さて、当ブログに関してですが、現在は3人の管理人によって運営しています。開設当初は、「28日の強制送還さえ中止になってくれれば!」という祈りの気持ちをターボエンジンとして、日々完徹に近い態勢でウォッチングとアクションをおこなってきました。


が。


長期戦となると、これまでのハイテンションとハイペースをキープするのはとても無理。みんな死んでしまいます。イギリス政府の対応が長期的なものになるのであれば、わたしたちも(“強制”的に!)長期的な取り組みにシフトしていかねばなりません。持久戦です。


今回の事件を通じて、わたしたちはさまざまな問題が複雑に絡み合っていることを、あらためてリアルに痛感しました。わたしたちがペガーさんの支援に動いたのは、彼女がわたしたちと同じレズビアンだったからです。彼女の置かれている状況とわたしたちの状況はあまりにかけ離れていますが、けっして他人事ではないと感じています。ペガーさんはわたしたちにとって、ホモフォビア、難民問題、人権問題、死刑制度問題などの結節点なのです。


ペガーさんはわたしたちに、とても大きなきっかけを与えてくれました。これまで知らずに通りすぎてきたこと、知ったつもりでいたことが多すぎて、恥じ入ったり悔やんだりしていますが、いまからでも遅くはありません。知恵と情報を蓄積して、より具体的で効果的なアクションにつなげてゆきたいと考えています(スペシャリストのお知恵を拝借したい!)。


これまでペガーさん周辺の動向をともにウォッチングしてきたみなさまや、ブログやHPに情報掲載してくださったかた、署名にご協力くださったかた、賛同人としてお名前を寄せてくださったかた、翻訳・情報収集にご協力くださったかたなど、たった数日のあいだに貴重なネットワークが形成されつつあります。このネットワークをさらに有効に活用してゆきたいと思います。


これからの「ペガーさん強制送還反対」ブログは長期戦体勢を整え、「同性愛難民サポート」をメインテーマとして、読み物系のエントリを充実させていく所存です。もちろん、肝心のペガーさんに関して動きがあった場合には、これまでどおり速報体勢にシフトします。


今後ともこのブログともどもペガーさん関連アクションへのご理解・ご支持をくださるよう、こころからお願い申し上げます(毎日チェックしてね!)。


「ペガーさん強制送還反対」ブログ管理人 
広瀬麻弥 細見由紀子 ミヤマアキラ

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イタリアでの動き(3)

8月27日、イタリア、ローマのイギリス大使館近くで抗議活動が行われました。その模様をグループエヴリワンのロベルトさんが報告してくれました。

イタリアの多くのメディアでペガーさんのことが広く取り上げられたため人々の関心が高まり、700人以上の人が集まったそうです。国会議員も数人参加し、人権団体のメンバー、LGBTグループのメンバーの他にこのニュースを聞いた一般の人たちも多く参加しました。

現場では、イタリアの国会議員Franco Grillini氏やLGBTの団体のリーダーなどがスピーチを行い、人々の熱気が高まりました。

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ローマ、駐伊イギリス大使館近くで(1)

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ローマ、駐伊イギリス大使館近くで(2)

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撮影Steed Gameroさん

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朝日新聞神奈川版に掲載されました

本日付けで、朝日新聞神奈川版朝刊にペガーさんのニュースが掲載されました。

***


「強制送還なら処刑」
英に逃れたイラン女性同性愛者

英国大使館前 横浜の学生ら抗議


同性愛を理由に処罰する法律のあるイランからイギリスに逃れた女性が、強制送還され処刑されるかもしれないと、横浜市青葉区の大学生らが駐日英国大使館前で、強制送還しないよう訴えた。28日に強制送還の是非が決まるという。


県内や東京都内に住む約10人が大使館と外務省の前で「返せば死刑」「僕らの仲間を見捨てるな」などと書かれたプラカードを大きく掲げた。


中心になったのは東京都でDVDの配給会社を営み、自身も同性愛者の広瀬麻弥さん(29)。イギリス在住の友人から、ニュースを教えられたのがきっかけだった。


英ガーディアン紙のオンライン版によると、イラン人のレズビアン、ぺガー・エマンバクシュさんが渦中の女性だ。


同紙の取材に答えたイタリアの人権団体によると、エマンバクシュさんは結婚していたが、過去に同性との関係を持っていたとされる。相手の女性は逮捕され、拷問を受けて亡くなったというが、詳細は不明だ。


エマンバクシュさんは、イランを出国し、2年前にイギリスで難民認定を申請したものの却下され、逮捕、収容されているとされる。


広瀬さんはニュースを知った翌日の25日、「ぺガーさん強制送還反対」というブログを開設。各国の新聞を紹介し、反対のオンライン署名を呼びかけた。27日午後8時現在の署名は4200筆で、日本からも続々賛同の署名が集まった。


この日、広瀬さんは民主党から参院選に出馬した同性愛者の元大阪府議尾辻かな子さんとともに、大使館と外務省を訪れ、「イギリスとイラン、両国間の問題ではなくなっている。世界中の人権団体が注目している」と訴えた。大使館にはイギリス本国に伝えるよう求めた。外務省欧州局の担当者は、イギリス政府に事実関係を照会すると応じたという。


参加した横浜市青葉区の大学3年生は、大学生を中心としたネットワークで性的少数者の生きやすい社会を作る活動をしている。「何もしないで処刑されてしまったら後悔する。いまだに同性愛を理由に処刑をする国があるということを知ってほしい」と話した。川崎市の大学院生は「もっとメディアでも取り上げられるべきだ」と訴えた。 (二階堂友紀)


ニューヨーク在住のジャーナリスト・北丸雄二さんの話

同性間の性行為を死刑の対象としている国は中東やアフリカ諸国など世界で9カ国に上る。イランのイスラム刑法では、女性同士の性行為はむちうち100回、4回有罪を受けると死刑とされる。イランでは男性同性愛者への処刑がここ数年続いており、国際アムネスティからも抗議を受けている。少なくとも第三国への出国という道を考えるべきだ。


***


記事そのものを画像としてアップしたいのですが、どなたかスキャン→ファイル化したものを、pega_must_stay@yahoo.co.jp宛に送ってくださらないでしょうか。どうかよろしくお願いします。


(2007年8月31日追記)
BIANCA BIANCAさんから新聞記事のPDFファイルを送っていただきました。BIANCA BIANCAさん、ありがとうございます!

「070828asahi.pdf」をダウンロード

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韓国での動き

韓国のレズビアン人権相談所(Lesbian Counselling Center in South Korea)では、イギリス内務省宛に抗議のファックスとEメールを送るアクションがおこなわれています。


以下は、上記団体のサイトに掲載された声明文です(スクロールすると英文ヴァージョンがあります)。
http://lsangdam.org/bbs/view.php?id=press&no=32


以下、声明文の要約です。

ーーー

わたしたち韓国レズビアン相談所は、イギリス政府が強制送還の決定を撤回することを希望する。誰が誰を愛するかは個人の自由であり、生きるための基本的権利でもある。イギリスでは、Civil Partnerships Bill(2004) and Equality Acts(2006)があるが、今回の事態においては、とても同性愛嫌悪的な行動をしているのではないか。イランの同性愛者には、国際的なサポートが必要だ。難民の地位に関する協定を守ってほしい。

ーーー


また、韓国のインターネット新聞ILDAでも、このニュースを取り上げています。
http://www.ildaro.com/Scripts/news/index.php?menu=ART&sub=View&idx=2007082500001&art_menu=4&art_sub=7

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