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ガーディアン(英国一般紙)の記事

イタリアがイギリスにイラン人レズビアンの強制送還の中止を要請

ジョン・フーパー(ローマ)

2007年8月24日金曜日

ガーディアン・アンリミテッド

(ガーディアン紙のオンラインバージョン)

http://www.guardian.co.uk/iran/story/0,,2155893,00.html#article_continue

英国政府はイラン人レズビアンの強制送還を中止するようにというイタリアからの高まる圧力に面している。彼女の強制送還に反対する人たちによると、彼女がイランに強制的に送り返された場合、石打ちによる死刑とされる危険が高いとのことである。

イラン人レズビアン、ペガー・エマンバクシュ(40)の強制送還ついてのニュースは、イギリスでは主要なメディアで全く取り上げられなかったにもかかわらず、イタリアのメディアの一面記事として扱われた。金曜日には、右派野党のメンバーが内閣閣僚の「もしイギリスが彼女の強制送還を撤回しないようなら、イタリアで難民認定するべきだ」という提案を支持すると表明した。

彼女は8月16日のテヘラン行きの便で強制送還させられることになっていた。しかし、ケースの再考が認められ、この決定は延期されている。

イタリアのレスビアン、ゲイ、人権活動家のグループは月曜日にローマのイタリア大使館の前で座り込みを行った。今晩、グループのメンバーたちはイギリス大使のエドワード・チャプリンと会うことになっている。

イタリアの中道左派政権の平等、機会均等政策についての大臣であるバーバラ・ポラストリニは、エマンバクシュ氏の生命は「明らかな危険にさらされている」との見解を示した。彼女の人権を守るためにすべてのことがなされなければならないとも述べ、「もし必要ならペガーさんをイタリアに迎える可能性を否定するべきではない」と加えた。

ポラストリニ大臣はロマーノ・プローディ首相もこの件に関心を寄せており、彼女がこのコメントを出す前に彼とも話をしたとも言っている。

イタリアの人権活動団体Everyoneのスポークスパーソンによると、エマンバクシュ氏は結婚していてふたりの息子がいたが、その前に年下の女性との関係があったという。「この年下の女性は逮捕され、拷問され、最後には殺されている。実際に何が起きたのかはわからない。」とも話している。

エマンバクシュ氏はイランを逃れ、2年前にイギリスで難民認定の申請を行った。彼女がイランを後にしてから、彼女の父親は逮捕され、彼女の居場所を白状するようにと拷問を受けた。

Everyoneのスポークスパーソンは、イランの法律では、レズビアンへの刑罰は公開によるむち打ち100回であると述べた。しかし、エマンバクシュ氏はイラン政府筋のウエブサイトで「社会的秩序を乱す敵」とされており、石打ちか絞首刑による死刑とされる危険が高いとも話している。

英国内務省のスポークスパーソンは次のようにコメントしている。「すべての難民申請は訓練を受けたケースワーカにより、それぞれの事情を鑑みつつ最新の正確な情報に基づいて検討されている。強制送還を行う前には必ず個々のケースをよく注意して検討しており、本国への帰還が申請者を危険にさらすことになると信じる場合は、強制送還することはない。」

エマンバクシュ氏は難民認定の申請が却下された後、8月13日にシェフィールドで逮捕され、現在べドフォードのヤールズウッド収容所に収容されている。

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ペガーさんの件についての英語圏での報道状況や彼女をとりまく状況について、英語メディアを参照してまとめてあります。 [続きを読む]

受信: 2007年8月27日 (月) 22時00分

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