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2007年8月の37件の記事

EUでの動き

EUとしても、今回のことで動きがあります。ILGAヨーロッパのサイトにプレスリリースが出ています。

(以下は訳文。管理人のヘルプに応じ、すぐさま訳してくださったkeiさま、本当にありがとうございました。)

 Hans Gert Poettering欧州議会議長は、本日開かれた欧州議会の「議長・会派長会議」[注:欧州議会の議長と各会派の長の会議で、議会の運営に関する決定を下す]において、「欧州左派連合・北欧左派緑の党」会派(GUE/NGL)に属するイタリア選出のGiusto Catania欧州議員(PRC)と、「自由主義」会派の長であるGraham Watson議員からの提案を受けて、Gordon Brown英国首相宛に、英国からイランへの退去処分を受ける可能性のある イラン人レズビアン女性Pegah Emambakhshさんの処遇に関する書簡を送ることに
同意した。
 強制送還された場合、英国が「性的差別」に基づく政治亡命を認めなかったことが原因で、Emambakhshさんは暴力と拷問を受け、それによって確実に命を失う可能性がある。
 「Pegahさんのイランへの退去処分は、人権を大きく侵害し、さまざまな国際条約に違反するものであり、英国一国だけでなく欧州連合全体にとって不名誉なことであるPoettering議長はGordon Brown首相に伝えてくれるはずだ。 わたしは議長に、イタリアが快くPegahさんを受け入れることも伝えるようお願いした。われわれはPegahさんを支援しており、また欧州議員全員が今後もこの事件を注視してゆくことを確信している」とCatania議員は力強く述べた。
 欧州議会議長事務局はこの書簡を速やかに送付すると約束した。

Brussels30/08/07,

Following a proposal by Italian MEP Giusto Catania (PRC), representing the European United Left/Nordic Green Left (GUE/NGL) Group in the European Parliament during today's Conference of Presidents - and Graham Watson, President of the Parliament's Liberal Group, European Parliament President Hans Gert Pöettering has accepted to write a letter to British Prime Minister Gordon Brown on the fate of Pegah Emambakhsh, the Iranian lesbian woman who risks expulsion from Great Britain to Iran. If deported, Ms Emambakhsh risks physical violence and torture, and without doubt losing her life, because of London's refusal to grant her the status of political refugee on grounds of "sexual discrimination".

"Pöettering has the task of explaining to Gordon Brown that Pegah's expulsion to Iran would constitute a serious violation of human rights and international conventions and bring shame not only on a country like Great Britain but also on the European Union as a whole. I suggested to the President that he indicate Italy's willingness to welcome Pegah, who is not guilty of any crime. We strongly support Pegah and I am sure that all European parliamentarians will continue to follow her case very closely", MEP Catania declared.

The European Parliament Presidency has committed to sending the letter without delay.

http://www.ilga-europe.org/europe/news/euro_parliament_takes_up_the_case_of_iranian_lesbian_threatened_with_expulsion

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ゲイジャパンニュースにおける関連記事

LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)の人たちのことに関連する世界のニュースを日本語で紹介してくれているゲイジャパンニュースというサイトがあります。エンターテイメントから人権問題まで、幅広い話題を頻繁に更新してくれています。過去の記事のアーカイブもありますので、LGBT関係の世界の動きを知りたい人には必見のサイトです。


ゲイジャパンニュース http://gayjapannews.com/ 

そのニュースの翻訳、編集を中心となってされている山下梓さんが、LGBTの難民のこと、イランでのLGBTをめぐる状況などについて、参考になりそうな記事をまとめてピックアップしてくださいましたのでご覧ください。(山下さん、本当にありがとうございます!)

その他、「これは皆さん読んでおくべきでは」というサイト、ページなどをご存知の方はお知らせください。許可を頂き次第こちらで紹介させて頂きます。よろしくお願いします。(もちろんご自分のサイトでもよいですよー。)


<イラン人LGBT難民関連ニュース・コラム>

■亡命イラン人レズビアン女性とのインタビュー「拷問を受けたのは私がレズビアンだから」<下>(2007.8.6)

  http://gayjapannews.com/news2007/news183.htm

■亡命イラン人レズビアン女性とのインタビュー「拷問を受けたのは私がレズビアンだから」<上>(2007.8.3)


  http://gayjapannews.com/news2007/news181.htm

■亡命したイラン人のゲイ男性が拷問実態について語る(2005.10.4)

  http://gayjapannews.com/news/news242.htm

■同性愛者のイラン人が英国で難民申請を拒否され自殺(2005.4.25)

 http://gayjapannews.com/news/news74.htm

■「同性愛は死刑」とイラン人の難民申請、東京地裁退ける(2004.2.25)

  http://gayjapannews.com/news/2004/0225.htm

<イラン以外のLGBT難民関連ニュース>

■ニカラグア人男性、自国へ強制送還へ-カナダ(2007.2.13) 

  http://gayjapannews.com/news2007/news20.htm

■オランダ議会LGBTイラン難民の強制送還を否定(2006.5.8)

  http://gayjapannews.com/news2006/news221.htm

<その他のイラン関連ニュース・コラム>

■イラン 「同性愛行為」の疑いで拘束されたパーティー参加者ら 釈放(2007.6.29)

  http://gayjapannews.com/news2007/news144.htm

■イラン政府、同性愛者らを拘束、拷問か(2007.5.25)

  http://gayjapannews.com/news2007/news93.htm

■世界各地で「国際反ホモフォビアの日」のイベント(2007.5.21)

  http://gayjapannews.com/news2007/news90.htm

■コラム:イランに関する論争(2006.8.29)

  http://gayjapannews.com/news2006/news317.htm

■同性愛者権利団体、国連ECOSOCへの協議資格申請を拒否される(2006.6.14)

  http://gayjapannews.com/news2006/news266.htm

■アメリカなど 同性愛者団体の国連経済社会理事会への参加に反対票(2006.2.23)

  http://gayjapannews.com/news2006/news98.htm

■イランで新たに二人のゲイ男性が処刑(2005.11.24)

  http://gayjapannews.com/news/news342.htm

■イランで10代の同性愛者二人が絞首刑に(2005.7.30)

  http://gayjapannews.com/news/news161.htm

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no frillsさんの秀逸なまとめブログご紹介

イギリス情報の配信を中心としたno frillsさんのブログ『tnfuk [today's news from uk+]』にて、ペガーさんの事件について丁寧な解説がアップされています。

http://nofrills.seesaa.net/

各エントリの冒頭に【目次】を立てて読みやすくまとめています。関連リンク先は主に英文サイトですが、ブログ内過去ログへのリンクも貼られ、情報が充実しています。

no frillsさんは、ペガーさん「問題」の本質は「イミグレ(移民)」と「イギリスの政策の非一貫性(時事的対応としての方針転換)」にあるとしながらも、イスラム法における「同性愛」「死刑」などの関連問題にも言及し、「『人権』についてのEUの考えかたを変えてしまう」可能性を示唆しています。パート1、2併せてぜひご一読ください。

難民申請却下でイランに送還されそうなペガーさんの件、説明(1)
http://nofrills.seesaa.net/article/52948421.html

【目次】
■現状どうなってるのか:
■英国での報道はどうなのか:
■ペガーさんの件での「問題」は何か:
■ペガーさん強制送還問題の要点:
■ペガーさん強制送還問題の経緯:
■ペガーさんの難民申請が認められなかった理由は何か:

難民申請却下でイランに送還されそうなペガーさんの件、説明(2)
http://nofrills.seesaa.net/article/53042663.html

【目次】
■英国内務省の判断の根拠となる文書にはどう書かれているか:
■英国内務省の「イランでは同性愛者への迫害はない」との判断の根拠は何か:
■正直、イランはどうなのか:
■「死刑」と英国:
■補足:

***

当ブログのコメント欄にも、「不法滞在は法の裁きを受けるべき」という内容の書き込みがいくつかありましたが、ペガーさんのケースでは、難民申請が却下された時点で滞在許可が切れ、在留資格を失ったがゆえに不法滞在扱いとされました。最初からノービザでイギリスに潜入したわけではありませんので、誤解なきように。

日本国内でも、主に東南アジア諸国のひとびとによる「不法滞在」がニュースの特集として頻繁に取り上げられていますが、この問題に関して「逮捕された=犯罪者(悪人)=罰されるべき!」と連想するのはとても短絡的です。経済不況(仕事がない)、パスポートとビザ取得が困難という自国の事情がまずあります。彼らは働き口を求めて日本にやってくるのです。しかし、日本の難民・移民受入はひじょうにわずかです。そのため、来日手段は非合法(闇ブローカーの仲介)にならざるをえませんが、そうしなければ貧困にあえぎ、家族もろとも飢え死にの危機に直面します。

ひとびとの生活の安全と安心を保証しない法を守ることに、いったいどのような意味があるのでしょう。法の定めるマスゲームを演じるために、ひとが動員されるのでしょうか。法とは、ひとびとの生活を保護するためにあるのではないのでしょうか。(ミヤマアキラ)

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イランクィア協会からのメッセージ

Irqosign2

今回のぺガーさんの支援者グループの中心人物のひとり、イランクィア協会の代表Arsham Parsiさんから日本のサポーターにメッセージを頂きましたので掲載します。

My Japanese brothers and sisters
Thank you so much for your support and solidarity with Iranian queer people.
It is incredibly helpful as we are fighting for human rights which are our rights.
Human rights is for all human beings, not just for special groups.
As a gay man who was born in Asian region, I honor you and shake your hands from a far here and thank you.
We are going on and we don't stop until our rights will be in our hands.
Thank you.

Arsham Parsi
Executive Director
IRanian Queer Organization – IRQO
Formerly Persian Gay & Lesbian Organization – PGLO
www.irqo.net

日本の兄弟、姉妹である皆さま

イラン人のクィア達のために、共に連帯してサポートしてくださっていることに心より感謝しています。

私たちの権利としての人権を守るために争っていますが、日本の皆さんのサポートはそれは信じられないほど助けになっています。人権は特別なグループだけに当てはまるものではなく、すべての人間のためのものです。

アジア地域で生まれたゲイ(男性同性愛者)の一人として、私はあなたたちを尊敬し、遠くから握手をしながら、感謝の念を禁じえません。
私たちは私たちの人権を手にするまで止まらず進みつづけます。
ありがとうございます。

イランクィア協会(元イラン・ゲイ・レズビアン協会)代表 Arsham Parsi

(早速訳してくださったバルさまありがとうございました。)

イランクィア協会のサイトはこちらです。 http://www.irqo.net/

イランのクィア、LGBTの人たちの現状をもっと理解することができるように、このサイトの記事などをいろいろ日本語で紹介したいのですが、翻訳者が足りていません(;;)。訳してくださるという方がいらっしゃったら、ぜひメールでご連絡いただけたらと思います。その他、イラクの状況などについて個人ブログに載せているというような方がいらっしゃいましたら、ブログなどのリンク先をお知らせください。よろしくお願いします。

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オンライン署名7777人突破!

オンライン署名の現在人数はここから見ることができます。(View Current Signaturesというところをクリックしてください。)

http://www.petitiononline.com/mod_perl/signed.cgi?pegah

8月29日午後10時すぎ(イギリス時間、日本は30日の朝ですね)にチェックしたところ、オンライン署名をされたかたの数がちょうど7777人でした。

8月24日に私が署名したときは800番台でした。5日間で7000人近い方が署名したということになりますね。毎日毎日増えてゆくこの数を見ていると、世界中での支援がどんどん広がっているんだなーとなんだか感慨深いです。韓国の名前、イタリアの名前など、いろいろな国の人の名前が見られます。

1600番台くらいから日本人が増え始め、ある時は最新50人の中の41人が日本人(らしき名前の方)だった!なんてこともありました。この中でいったい何人が日本からの署名なのかなあなんて思いました。数えてみました、なんて方がいらっしゃいましたら是非メールください。(笑)

署名に協力してくださったり、署名を広めてくださった皆様方、本当にありがとうございます。

祈10000人突破! いや、どうせなら目指せ100万人。

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最新状況(必ず読んでください)

ご協力をお願いします。

1.英国内務省に対するファックス、Eメールの送付を一旦停止してください。

2.ネット署名、ペガーさんのことを一人でも多くの方にお伝えください。

ネット署名→http://www.petitiononline.com/pegah/petition.html(英語)

ネット署名サイトの邦訳→http://pega-must-stay.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/post_7c4d.html

***

イギリス時間の8月28日午後9時、ペガーさんの支援団体Friends of Pegahのスタッフからメールで連絡が入りました。その後電話で直接話したことも含め、以下にメッセージをお伝えします。さらなる情報が入り次第、ブログにすぐアップしますので、ちょこちょこのぞきに来てください。

スタッフの方のコメント

「本日、シェフィールドの国会議員リチャード・カーボーン氏と支援団体の話し合いがあり、カーボーン氏がそれを受け、入国管理局に対し、ペガーさんのケースについての再考を正式に求めました。また、ペガーさんの弁護団も入国管理局に難民申請再審査の申し入れをしました。政治的なルートでも、法の手続きでも、できることはすべてしました。今はこの申し入れの結果を待っています。数日中に何らかの動きがあると見られています。

そこで、この状況を踏まえ、英国内務省に対するファックス、Eメールの送付を一旦停止するようお願いしたいと思います。皆さんの声は確実に英国内務省に届き、決定に影響をあたえるものになると思います。これまでの皆さんの迅速な行動、温かい支援に心より感謝しています。

しかしながら、オンライン署名、ペガーさんの件に関する情報を広めるアクションについては、引き続きご協力をお願いします。

また、今後入国管理局の決定によっては、ふたたび皆さんの緊急アクションが必要となる可能性もあります。そのときはすぐに告知しますので、連絡を待っていてください。それぞれの国でのキャンペーンサイトなどをこまめににチェックしていてください。

重ね重ね申しますが、今回の皆さんのご支援には本当に感謝しています。本当にありがとうございます。

ペガーさんのケースは氷山の一角です。世界には、セクシュアルマイノリティを理由に迫害を受け、国によっては投獄、死刑に処せられる人たちが数多くいます。ペガーさんのようにニュースになることなく、私たちの知らないところで、セクシュアリティやジェンダーを理由に暴力を受けている人たち、殺されてゆく人たち、亡命申請を認められず本国に強制送還されている人たちが今も世界のそこここにいます。

セクシュアリティや人種・文化の違いにかかわらず、すべての人が社会の一員として、迫害を受け国を追われることなく、暴力や差別に苦しむことなく幸せに暮らせる社会となるまで、私たちのアクションは世界中で続きます。一人一人にできることはたくさんあります。そして、そんな個人がつながることで変えられることがあります。

今回のアクションで、世界中にこころざしを同じくする人たちがいることがわかりました。今後ともご協力よろしくお願いします。皆でやればできるのです」

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ネット署名の日本語訳

ネット署名には以下の内容が書かれています。
こちらに同意いただければ
ご署名をお願いします。
ネット署名は以下
http://www.petitiononline.com/pegah/petition-sign.html

ーーー以下翻訳ーーー

イギリス内務大臣 宛

HO ref. B1191057

イギリス内務大臣殿

我々署名人はイギリス内務大臣にペガー・エマンバクシュ氏の難民申請の再考を要請し、イギリスへの滞在を許可することを強く求めます。彼女がもしイランに強制送還されたら、投獄され、石打ちによる死刑に処せられる危険に直面しています。彼女の性的指向-女性として女性と関係を持つこと-はイランでは罪とされています。

ペガー・エマンバクシュ氏はイラン国籍を保持していますが、2005年にイギリスで難民申請を行いました。しかし、上告にもかかわらず彼女の申請は却下され、8月13日にシェフィールドで逮捕され、ヤールズウッドの収容所に収容されました。数日中に彼女はイエマンバクシュ氏は彼女のパートナーが逮捕され拷問を受け、石打ちの刑に処されたと懸念された後、イランから脱出し難民認定を求めています。彼女の父親も逮捕され、拷問を受け彼女の居場所について尋問された後、解放されました。

イランの人権活動家によると、1979年ホメイニ師が政権を掌握して以来、4000人以上のレズビアンやゲイが処刑されてきたとのことです。

ドイツやオランダなど、他のヨーロッパ諸国ではイランに同性愛者を強制送還することを一旦停止しています。私たちは、エマンバクシュ氏の代わりに行動を起こし、 彼女が迫害され、処刑され、おそらく石打ちによる死刑に処される国へ彼女を強制送還することの中止を強く求めます。

Sincerely,
The Undersigned

ーー以上翻訳ーーー

【ネット署名の手続き詳細】

1. 必要事項を記入
●Name(名前) は公開されます。
●Email Address(メアド)はその下のボタンに寄って処理が変わります。
●Comments(コメント)は任意ですが、世界からこの非道ぶりを見守っている事などお書きになると署名を受け取る側には効果的という話もあります。

●Email Address Privacy Option(メールアドレスについて):ご記入いただいたメールアドレスは以下の3つを選べます。
  ○Private(非公開)
  ○Available to Petition Author(署名を起草された人だけに公開)
  ○Public(公開/誰でも見られます)

Preview Your Signatureボタンをクリック。

2. 自分の署名を確認。

Approve Signatureボタンをクリっく!

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長期戦“強制”突入宣言!

ペガーさんXデーである8月28日も、もう間もなく終わろうとしています。しかし、弁護団と国会議員による入国管理局へのアクションに関して、現在のところまだ具体的な情報ははいってきていません。


イギリス政府は経験的に、世論から批判のあった難民問題に関しては、すぐさま結論を出さず、保留に保留を重ねて事態を長引かせる傾向にある、のだそうです。したがって、ペガーさんの件も、今後は長期戦に突入していく可能性が非常に高いと思われます。


しかし、イギリス政府はいまなおペガーさんに対して、72時間以内の強制送還を命じる権限を持っています。万が一その命令を下した場合に即時対応するために、日本でも緊急アクションを起こせるよう着々と準備をすすめてまいります(支持お願い!)。


さて、当ブログに関してですが、現在は3人の管理人によって運営しています。開設当初は、「28日の強制送還さえ中止になってくれれば!」という祈りの気持ちをターボエンジンとして、日々完徹に近い態勢でウォッチングとアクションをおこなってきました。


が。


長期戦となると、これまでのハイテンションとハイペースをキープするのはとても無理。みんな死んでしまいます。イギリス政府の対応が長期的なものになるのであれば、わたしたちも(“強制”的に!)長期的な取り組みにシフトしていかねばなりません。持久戦です。


今回の事件を通じて、わたしたちはさまざまな問題が複雑に絡み合っていることを、あらためてリアルに痛感しました。わたしたちがペガーさんの支援に動いたのは、彼女がわたしたちと同じレズビアンだったからです。彼女の置かれている状況とわたしたちの状況はあまりにかけ離れていますが、けっして他人事ではないと感じています。ペガーさんはわたしたちにとって、ホモフォビア、難民問題、人権問題、死刑制度問題などの結節点なのです。


ペガーさんはわたしたちに、とても大きなきっかけを与えてくれました。これまで知らずに通りすぎてきたこと、知ったつもりでいたことが多すぎて、恥じ入ったり悔やんだりしていますが、いまからでも遅くはありません。知恵と情報を蓄積して、より具体的で効果的なアクションにつなげてゆきたいと考えています(スペシャリストのお知恵を拝借したい!)。


これまでペガーさん周辺の動向をともにウォッチングしてきたみなさまや、ブログやHPに情報掲載してくださったかた、署名にご協力くださったかた、賛同人としてお名前を寄せてくださったかた、翻訳・情報収集にご協力くださったかたなど、たった数日のあいだに貴重なネットワークが形成されつつあります。このネットワークをさらに有効に活用してゆきたいと思います。


これからの「ペガーさん強制送還反対」ブログは長期戦体勢を整え、「同性愛難民サポート」をメインテーマとして、読み物系のエントリを充実させていく所存です。もちろん、肝心のペガーさんに関して動きがあった場合には、これまでどおり速報体勢にシフトします。


今後ともこのブログともどもペガーさん関連アクションへのご理解・ご支持をくださるよう、こころからお願い申し上げます(毎日チェックしてね!)。


「ペガーさん強制送還反対」ブログ管理人 
広瀬麻弥 細見由紀子 ミヤマアキラ

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イタリアでの動き(3)

8月27日、イタリア、ローマのイギリス大使館近くで抗議活動が行われました。その模様をグループエヴリワンのロベルトさんが報告してくれました。

イタリアの多くのメディアでペガーさんのことが広く取り上げられたため人々の関心が高まり、700人以上の人が集まったそうです。国会議員も数人参加し、人権団体のメンバー、LGBTグループのメンバーの他にこのニュースを聞いた一般の人たちも多く参加しました。

現場では、イタリアの国会議員Franco Grillini氏やLGBTの団体のリーダーなどがスピーチを行い、人々の熱気が高まりました。

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ローマ、駐伊イギリス大使館近くで(1)

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ローマ、駐伊イギリス大使館近くで(2)

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撮影Steed Gameroさん

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朝日新聞神奈川版に掲載されました

本日付けで、朝日新聞神奈川版朝刊にペガーさんのニュースが掲載されました。

***


「強制送還なら処刑」
英に逃れたイラン女性同性愛者

英国大使館前 横浜の学生ら抗議


同性愛を理由に処罰する法律のあるイランからイギリスに逃れた女性が、強制送還され処刑されるかもしれないと、横浜市青葉区の大学生らが駐日英国大使館前で、強制送還しないよう訴えた。28日に強制送還の是非が決まるという。


県内や東京都内に住む約10人が大使館と外務省の前で「返せば死刑」「僕らの仲間を見捨てるな」などと書かれたプラカードを大きく掲げた。


中心になったのは東京都でDVDの配給会社を営み、自身も同性愛者の広瀬麻弥さん(29)。イギリス在住の友人から、ニュースを教えられたのがきっかけだった。


英ガーディアン紙のオンライン版によると、イラン人のレズビアン、ぺガー・エマンバクシュさんが渦中の女性だ。


同紙の取材に答えたイタリアの人権団体によると、エマンバクシュさんは結婚していたが、過去に同性との関係を持っていたとされる。相手の女性は逮捕され、拷問を受けて亡くなったというが、詳細は不明だ。


エマンバクシュさんは、イランを出国し、2年前にイギリスで難民認定を申請したものの却下され、逮捕、収容されているとされる。


広瀬さんはニュースを知った翌日の25日、「ぺガーさん強制送還反対」というブログを開設。各国の新聞を紹介し、反対のオンライン署名を呼びかけた。27日午後8時現在の署名は4200筆で、日本からも続々賛同の署名が集まった。


この日、広瀬さんは民主党から参院選に出馬した同性愛者の元大阪府議尾辻かな子さんとともに、大使館と外務省を訪れ、「イギリスとイラン、両国間の問題ではなくなっている。世界中の人権団体が注目している」と訴えた。大使館にはイギリス本国に伝えるよう求めた。外務省欧州局の担当者は、イギリス政府に事実関係を照会すると応じたという。


参加した横浜市青葉区の大学3年生は、大学生を中心としたネットワークで性的少数者の生きやすい社会を作る活動をしている。「何もしないで処刑されてしまったら後悔する。いまだに同性愛を理由に処刑をする国があるということを知ってほしい」と話した。川崎市の大学院生は「もっとメディアでも取り上げられるべきだ」と訴えた。 (二階堂友紀)


ニューヨーク在住のジャーナリスト・北丸雄二さんの話

同性間の性行為を死刑の対象としている国は中東やアフリカ諸国など世界で9カ国に上る。イランのイスラム刑法では、女性同士の性行為はむちうち100回、4回有罪を受けると死刑とされる。イランでは男性同性愛者への処刑がここ数年続いており、国際アムネスティからも抗議を受けている。少なくとも第三国への出国という道を考えるべきだ。


***


記事そのものを画像としてアップしたいのですが、どなたかスキャン→ファイル化したものを、pega_must_stay@yahoo.co.jp宛に送ってくださらないでしょうか。どうかよろしくお願いします。


(2007年8月31日追記)
BIANCA BIANCAさんから新聞記事のPDFファイルを送っていただきました。BIANCA BIANCAさん、ありがとうございます!

「070828asahi.pdf」をダウンロード

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韓国での動き

韓国のレズビアン人権相談所(Lesbian Counselling Center in South Korea)では、イギリス内務省宛に抗議のファックスとEメールを送るアクションがおこなわれています。


以下は、上記団体のサイトに掲載された声明文です(スクロールすると英文ヴァージョンがあります)。
http://lsangdam.org/bbs/view.php?id=press&no=32


以下、声明文の要約です。

ーーー

わたしたち韓国レズビアン相談所は、イギリス政府が強制送還の決定を撤回することを希望する。誰が誰を愛するかは個人の自由であり、生きるための基本的権利でもある。イギリスでは、Civil Partnerships Bill(2004) and Equality Acts(2006)があるが、今回の事態においては、とても同性愛嫌悪的な行動をしているのではないか。イランの同性愛者には、国際的なサポートが必要だ。難民の地位に関する協定を守ってほしい。

ーーー


また、韓国のインターネット新聞ILDAでも、このニュースを取り上げています。
http://www.ildaro.com/Scripts/news/index.php?menu=ART&sub=View&idx=2007082500001&art_menu=4&art_sub=7

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外務省とイギリス大使館の担当者さんに電話しました

現在、イギリスとイタリアは深夜帯です。

日本のわたしたちのアクションをお報せします。


本日14時30分ごろ、外務省の担当者に電話をしました。以下は、担当のかたが話した内容をまとめたものです。


1:内部でのプロセス(省内でどんなやりとりをしているか)は説明できない。

2:昨日(27日)受け取った要請書は、すでにイギリス大使館に送付済みである。

3:いまのところ、まだイギリス政府から公式の情報を受けていないので、日本の外務省としては特になにもしていない。


つづいて15時、イギリス大使館に電話しました。

昨日はイギリスの祝日だったため、大使は公務休暇でした。そこで臨時代大使がイギリス外務省に要請書をFAXしたとのことです。


ペガーさんの問題をあつかっているのはイギリス内務省です。駐日イギリス大使館→イギリス外務省→イギリス内務省へと情報が送られると考えられます。政府機関を通じて強制送還反対の意志を伝えることにももちろん大きな意義がありますが、最終的にはイギリス内務省に情報が集約されるので、内務省あてに抗議ファックスやEメールを送付するのがより効果的なアクションといえます。


イギリスの官公庁が業務開始するまで、まだわずかながら時間があります。また、そのころ日本は夕方6時をまわります。みなさまの本日の予定が終わったあとに、個人でも、有志による連名でも、団体としても、直接イギリス内務省あてに抗議のアクションを一筆起こしてください。ぜひご協力をお願いいたします。

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イタリアでの動き(2)

http://www.indymedia.org.uk/en/2007/08/379691.html

以下、引用・編集記事です。


***


イギリス政府、ぺガーさんの件を見直す。イタリア、ぺガーさんの避難先として名乗りを上げる(ローマ2007年8月25日)


379692

(8月25日、イタリア英国大使館前にて、イタリア人権団体EveryOneのメンバーたち)


イタリア政府は8月25日、イギリス政府がぺガーさんをイランに強制送還するのであれば、彼女を難民として受け入れることを表明した。


イタリアの人権団体EveryOneのRoberto Maliniさん, Matteo Pegoraroさん, Dario Picciauさん、 そしてSteed Gameroさんは、在イタリア英国大使館の筆頭書記官と面会した。


「ブラウン英国首相は、イランからの亡命者の件に関して特別な注意を払っている。そして、政府としては人権法に則った解決策を見つけたい」と英国大使館関係者は語った。


EveryOneは、イランが公表したぺガーさんへの死刑宣告書などを含み、彼女の置かれた立場を証明する重要書類をイギリス政府に手渡した。さらに、ぺガーさんのセクシュアリティを明らかにするものとして、彼女が同性愛者組織の一員であることを証明する手紙も添えられた。


Barbara Pollastriniさん(*編集注:Italian Minister for Rights and Equal Opportunities/人権機会均等省大臣か?)はEveryOneのアピールに参加すると同時に、イタリアでぺガーさんを受け入れる準備が進んでいることと、多くの閣僚がすでにこの計画に賛同していることを発表した。イタリア国会議員のFranca Bimbiさん(欧州政策委員会委員長)やFranco Grilliniさんも、EveryOneのアピールとBarbaraさんの計画への賛成を表明している。


Venice Massimoさんは、ぺガーさんの住居もすでに確保していると述べている。ローマ市長は、ぺガーさんはイタリアの首都に受け入れられるべきであると主張している(*編集注:Massimo氏がどこの市長かは記事中に明記されていません)。


一方、イギリスでは弁護団が結成され、ぺガーさんが与えられるべき保護が保障されるよう彼女を弁護する動きがある。


イタリア外務省副大臣Patrizia Sentinelliさんによれば、イタリア政府はすべての外交ルートを使って、ぺガーさんをイランに強制送還しないようイギリス政府に働きかけているという。また、その働きかけは「よい方向に進んでいる」とのこと。そして、万が一、ぺガーさんが強制送還になったとしても、イタリアが彼女を受け入れる準備は整っている、と語った。


EveryOneの行う一連の動きによって、イタリアでは党派を超えて政治的団結を深めつつある。Silvio Berlusconiが設立した右翼系政治団体Forza Italiaも、ぺガーさんをイタリアが受け入れることに賛成を表明している。また左翼系政党も、25日月曜午後、英国大使館前での座り込み抗議行動に参加し、ヨーロッパ各国においてぺガーさんと同じような立場にある人たちが難民として保護されていることを報道関係や政府関係者に訴えた。


このような象徴的事件において、倫理や政治的解決策、共通の目的を見いだすには、一枚岩の合意を作り上げるのではなく、人権に敬意と注意を払うことが大事である。そのような動きが、いままさにイタリアで起こっているのである。

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8月27日現在の状況

8月27日夕方、ペガーさんの支援団体Friends of Pagahのスタッフの方と再度電話で話をし、現在の状況などについてお聞きしました。

まず、開口一番、「オンライン署名に日本人の名前をたくさん見ましたよ。びっくりしました。本当にありがとうございます」と興奮気味に感謝の言葉を述べられました。署名とその呼びかけに協力してくださった皆さん、本当にありがとうございました。日本での支援の広がりが、世界から見える形となってきています。

現在収容所にいるペガーさんは、大変疲労していますが、海外からの支援の動きを聞き、勇気づけられているとのことです。イラン人としては自分のセクシュアリティは決して口にできないものと思ってきたため、自分のことがこれほど世間の人々の関心を集め、レズビアンとしてサポートを得ていることにたいそう驚いているそうです。収容所では携帯電話の使用を認められており、親しい人たちと話ができる状況にあります。

本日28日の動向ですが、午前中に支援団体Friends of Pegahのスタッフと地元の国会議員リチャード・カーボーン氏がミーティングを持ち、それをふまえてカーボーン氏が入国管理局に働きかけをおこなう予定です。また、ペガーさんの弁護士チームは強制送還撤回と難民申請の受領を求め、控訴権の申請をすべく28日中に入国管理局に書類を提出するそうです。控訴権が認められると、一度却下された難民申請を再度やり直すことができるようになります。

ただ、入国管理局は今現在でも72時間以内の強制退去をペガーさんに命ずることができるため、予断を許さない状況です。これはいつ発令されてもおかしくありません。イタリアの支援者の働きかけが実を結び、イギリスから強制退去となった場合はイタリアで難民として受け入れる準備ができたとの報道がありますが、ペガーさんはできることなら住み慣れた英国で静かに暮らせる日々が戻ることを望んでいます。彼女に再び平穏が訪れるよう、引き続き支援をお願いします。

今の段階でできることは、

1.オンライン署名への参加

2.自分の国のメディアにこの問題をとりあげてもらうように要請すること

などがあります。

特に、イタリアでペガーさんの支援を求める世論が高まり、政治家を動かしたのは、イタリア国内のさまざまなメディアでこの問題が取り上げられるようになったからです。イタリアのメディアが動いたのは、彼女の支援者がこの問題を取り上げるよう重ねて要請したからです。自分の身近な人に伝えることからでかまいませんので、このニュースをぜひ広めてください。

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AP通信がPegahさんのニュースを取り上げました

http://www.iht.com:80/articles/ap/2007/08/27/europe/EU-GEN-Italy-Britain-Iranian-Lesbian.php

以下、邦訳です。


***


イギリスで強制送還の危機にあるイラン人レズビアン、イタリア政府が難民認定
(August 27, 2007、インターナショナル・ヘラルド・トリビューン)


イタリアの政治家は、イラン人レズビアンを難民として受け入れる意思を表明した。女性は、イギリスから強制送還されれば本国で死刑に処される可能性がある。同性愛の権利を主張するアクティビストはロンドンで月曜日、強制送還への抗議運動を計画している。


イギリスの人権擁護団体によると、ペガ・エマンバクシュ(40)は、パートナーの女性がイラン政府により逮捕・拷問された後、2005年にイランからイギリスに亡命した。イギリスでの居住が却下され、今週国外追放される。


イギリスのサポーターは移民局に対し慈悲を求めロビイングを行い、サンフランシスコのアクティビストはイギリス大使館関係者にエマンバクシュの移民申請を許可するよう直訴した。


ロンドンを拠点とする同性愛人権団体アウトレージのピーター・タッチェルはこう語る。

「イランに送られたらエマンバクシュは拘束され、鞭打ち刑や、場合によっては石打ち刑に処される可能性がある。イランでの罪状は彼女の性的指向だ」


イタリアの同性愛人権団体Arcigayは、月曜日、首都ロンドンのイギリス領事館前で抗議運動を計画しており、ロマーノ・プローディ内閣に対し、エマンバクシュへの正式な難民許可を求めた。


イタリア政府高官は、クレメンテ・マステッラ法相も含め、エマンバクシュを難民として受け入れる準備は整っていると発表している。


イタリアはカトリック教国として死刑問題に対して敏感であり、今年はじめに国連に対し、死刑の一時停止を世界的に呼びかけるよう働きかけていた。


同性愛はイランでは犯罪であり、死刑となることもある。2005年には10代の若者2人が、イスラム体制のもと、同性愛行為の罪で絞首刑に処されている。


イギリス内務省は、個別のケースに関するコメントはできないとしている。


2005年よりエマンバクシュはイギリス北部シェフィールドに居住しており、現地の議員である元スポーツ相のリチャート・カボーンは強制送還の一時的な延期が決定したと述べた。彼は今後ジャッキー・スミス内相にエマンバクシュの難民認定を要請する意向だ。


イタリアの新聞ラ・レプブリカは、日曜日に公表されたエマンバクシュのインタビューを伝えた。

「恐らくイギリス政府は証拠がほしかったのでしょうが、何を証拠として示せばいいのか私には分かりませんでした。イランに戻って、死よりも恐ろしい目に遭うのであれば死んだほうがましです」


エマンバクシュは先週シェフィールドで拘束され、強制送還が決定するまでロンドンの入国管理局の収容所に入れられている。


EU司法委員会のフランコ・フラッティーニは、月曜日イタリアのニュースANSAの取材に対し、「イギリスはこのケースをもっと深刻なものとして捉えるべきだ」とコメントした。エマンバクシュの難民認定は難しいと認めたうえで、しかし、「仮に難民申請を却下せざるを得ない正当な理由があったとしても、保護を優先させ強制送還は見送るべきだ」と述べた。

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個人メディア(ブログ、HP)をお持ちのかたへ!

現在、このブログへのトラックバックは7件です。

それ以外にも、「きっこの日記」をはじめ、ブロガーさんたちがこのニュースをとりあげてエントリをたててくださっています。

ニュースを広め、この事件への関心を高めていただき、署名の数をもっと増やすため、ブログやHPなど個人メディアをお持ちのかたは、ぜひこのニュースをとりあげてください。トラックバックもぜひよろしくお願いします!

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英語・イタリア語の翻訳の手伝いをしてくださる方を探しています。

国内外の関心が高まるにつれ、ペガーさんのニュース、同性愛者の難民をめぐる状況などについて、さまざまな情報が入ってきていますが、管理人1号2号3号だけでは対応しきれなくなってきました。

そこで、翻訳のお手伝いをしてくださる方を募集いたします。今回、お伝えしたとおりイタリアのグループがとてもがんばっていて、イタリアでいろいろな動きがあるので、英語の他に、イタリア語の翻訳ができる方も探しています。翻訳以外にも、情報収集という形でのご協力もぜひお願いします。

ご協力くださるかたは、下記メールアドレスまでご一報ください。

pega_must_stay@yahoo.co.jp

また、このサイトにこんなニュースがありました、という情報などがあれば、言語を問わず、同メールアドレスまでお知らせください。

よろしくお願いします。

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要請書を提出、まだ時間あります!

昼夜を問わず、賛同人急募のお願いに迅速にご協力くださったみなさまへ、心から感謝いたします。提出に間に合わなかった方々、本当に申し訳ありません。


緊急要請にもかかわらず、207名の貴重なご賛同者のお名前をいただきました。外務省(外務大臣宛)、駐日英国大使館(大使宛)に請願書を無事に渡し、受理されました。


詳細は、追ってお知らせいたします。


本日27日はイギリスが祝日のため、行政側に動きはみえず、28日に処分が決まることはいまだ変更されておりません。刻一刻と変動しているのはネット署名の数です。多くのかたがたがこの問題を注視しはじめているということだと思います。


私たち個人にできることはかなり限定されていますが(いまの段階でブログ管理人1号2号ともにかなり体力不足ですわ。。)、どうかお一人でも多くの人にペガーさんのことを知っていただき、ネットを通じて働きかけることによって、強制送還の決定が取り消されることを願っています。


日本でのアピールがその一助になることを願っていますが、まったく予断を許さない状況のいま、まだできることはあります。なるべくたくさんの人にネット署名、ファクシミリ・Eメールにて、イギリス内務大臣宛に強制送還措置反対のアピールをおこなってください。


現在4000名を越えるネット署名が集まっているようです。明日までにまだ時間があります。
署名にご賛同くださるかたは、どうぞご協力のほどよろしくお願いいたします。


【ネット署名】
http://www.petitiononline.com/pegah/petition.html

(署名同意文の日本語訳はこちら)
http://pega-must-stay.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/post_7c4d.html


【ファックス、メールでの大臣への要請書】(送り方も含め)
http://pega-must-stay.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/post_0759.html

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外務省前でのアピール

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その後外務省前でもアピールをしました。

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トラメガを持ったとたん、警察官の人数が…

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いよいよ外務省に入ります…

Image017_2 外務省に要請書を提出しにゆくところです。要請書を渡した時に、大使館に事実関係を問い合わせるとのお答えを頂きました。

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イギリス大使館でのアピール

東京のImage015_2_2イギリス大使館前です。思い思いのメッセージを書いたプラカードを持ちました。ちなみに今日はローマのイギリス大使館前でも、座り込みによる抗議活動が予定されています。

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今、大使館に向かっています。

207名の賛同人のご協力をいただき、みなさまのお名前を連ねた要請書を手に、メンバー数人でイギリス大使館に向かっています。

短い期間の呼びかけでしたが、たくさんの方にご協力いただき本当に感謝しています。

イギリス大使館のお近くにいらっしゃる方は、ぜひいらしてください。(もちろんなんとなくの様子見でもいいです)

3時半にアポイントメントを取ってありますが、しばらくは外でアピールをしています。

その後、外務省に向かいます。

このブログをご覧の方で、同行したいとお考えの方は、今からでも遅くありませんので、pega_must_stay@ yahoo.co.jpまでメールを下さい。

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プレスリリース(転載歓迎)

8月27日15時30分

駐日英国大使館に

イギリスの強制送還反対の要請文を

提出しに行きます。


イラン人レズビアンのペガー・エマンバシュクさんは、イギリスでの難民申請が認められず、明日28日に強制送還処分の決定がくだされる可能性があります。彼女は現在入管の収容所に収監されており、私たちはこの重大な人権侵害に対して、抗議の意志を訴えるとともに難民申請の認可を求めるために、26日19時から緊急で賛同人を集め、現在200名の賛同人の署名をもって、イギリス大使館と外務省に要請文を提出します。ひとりでも多くの方にこの事件をひろめていただきたく、報道関係者各位にお知らせさせていただきます。


【このアクションの背景】

ペガー・エマンバシュクさん、イラン人女性、40歳。2005年にイランを脱出し、イギリスで難民申請をしたが却下され、明日28日にイランへ強制送還されようとしている。彼女はレズビアンであり、すでにパートナーはイラン政府の措置によって殺されている。レズビアンであるということは、イスラム法の下、イランでは死を意味する。石打ちの刑に処されることもある。

殺される確率が高いとわかっていて、彼女をこのまま強制送還させていいのか。国際難民法における難民の定義には、「…人種、宗教、国籍もしくは特定の社会的集団の構成員であるということ又は政治的意見を理由に迫害をうけるおそれがあるという十分に理由のある恐怖を有するために国籍国の外にいる者」難民条約第1条とある。彼女のケースは、まさしくこの定義に当てはまるのではないのか。

彼女の強制送還は、国家による殺人を意味する。これは許しがたい犯罪であり、人命の冒涜である。国際社会はこの事態を黙って見すごしてはいけない。


現在世界中で抗議行動がおこり、日本国内からも署名活動をしております。イタリアでは法務大臣をはじめイギリスの非道に抗議しております。一刻を争う事態であるため、日本からイギリスへの強い働きかけを求めます。


 「ぺガーさんの強制送還反対」呼びかけ人ならびにブログ管理人

   広瀬麻弥


メール pega_must_stay@yahoo.co.jp


ブログ:http://pega-must-stay.cocolog-nifty.com/blog/

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15時30分に英国大使館に行きます

管理人1号です。爆

ーー以下転送歓迎ーー

時間が決定いたしましたのでお伝えします。

15時30分に英国大使館にアポイントをとりました。

二人で中に入って、残りの方は大使館前でアピール、アクション等を行います。

現在プレスリリースを送っています。

出来る限りの多くの方に呼びかけていただければ幸いです。

外務省はその前後となり、現在返事待ちです。追ってお知らせします。

少人数でやっているため、ブログのアップが遅れてごめんなさい。

【アピール・アクションとは?】

プラカードを作成し、建物の前に立つ抗議活動をおこないます。

間に合うかたは、ぜひご参加ください。

撮影しますし、されます。メディアが取材にきてくれる可能性もあります。

撮影をのぞまない方は申し訳ありませんが、ご自身で防衛してくださるようお願いします(サングラス着用、お面かぶるとか)。

【駐日英国大使館】

東京都千代田区一番町1Tel: 03-5211-1100(代表)

地下鉄半蔵門の駅5番出口を出て内堀通りにあります。

ーーーーーーー

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本日外務省、大使館行きます。

おはようございます。今朝も暑いです。

本日外務省および駐日英国大使館に要請文の提出を行います。
この短期間にこれだけの賛同人(現在160名午前7時)が集まっています。

本日提出に向かうのはこのブログ管理人パート1はじめ有志の方々です。
段取りは次の通りになります。

10時半に外務省、大使館ともにアポイントをとり、午後に提出に行きます。できたらそこでプレスボックスにプレスリリースを投函してきます。

アポイントがどの時間にとれるかわからないため、今の段階では正確な時間をお知らせすることができません。申し訳ないです。
なのでアポイントがとれ次第、極力このブログにアップする予定です。
ご参加できる方は是非お願いします。

プラカードを作成し、建物の前に立つ抗議活動はします。なので、是非間に合えば各自プラカードなどアピールできるものをご持参ください。言葉は日本語でも英語でも。
撮影しますし、されます。メディアが取材にきてくれる可能性もあります。
撮影をのぞまない方は申し訳ないのですがご自分で防衛してくださるようお願いします(お面かぶるとか)。
できるだけお知り合いの方など報道できる方にお声かけいただけるとありがたいです。

外務省の場所は
千代田区霞が関2-2-1
代表電話:03-3580-3311
地下鉄霞ヶ関駅A8またはA4を出てすぐ真ん前です。

駐日英国大使館は
東京都千代田区一番町1
Tel: 03-5211-1100(代表)
地下鉄半蔵門の駅5番出口を出て内堀通りにあります。

ーーー

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イタリアのグループの活躍(1)

イタリアでの動きが目をみはります。
記事を粗訳していただいた「大御所」に感謝します。

記事は以下のものです。イタリアのメディアはこの事件を大きくとりあげています。
http://qn.quotidiano.net/2007/08/25/32656-mastella_accogliamo_pagah_italia.shtml

ーー記事の粗訳ーー

宗教的不寛容に抗議
法務大臣マステッラ”イタリアにぺガーを受け入れようではないか”

イランのレズビアンの女性が石打ちの死刑を宣告され、いまイギリスに避難しているが、28日に本国に送還される。

マステッラは、亡命の権利を行使して彼女がイタリアに入国できるよにあらゆることをする必要がある。我が国の憲法もそれを保証している。と新聞記者に語った。


月曜日にレズビアン、ゲイの団体がペガーのためにsit-in を計画している。Arcigay(ゲイの団体)の長であるアウレリオ・マンクーゾは”イタリアの政府要人は公式に彼女をイタリアに迎え入れる準備がある。もしも英国が彼女を送還するような危険がある場合には。またForzaitalia(与党)の副統制官であるファブリツイオ・チッキット、そして中道左派、中道右派の要人ら、ローマ市長ヴェルトローニもわれわれの主張を支持している”と述べた。

”ペガに対する我々の運動は個人的なものではない” マンクーゾは言う。まずこの世界から死刑なるものを廃止すること、また市民の権利として、すべての国で私生活の自由が守られるべきこと、この意味でイランの神政政治(宗教政治)体制は多くのイスラム教の神政政治体制と同様に国際社会から断固として、あらゆる手段をもって抗議されなければならない。

イギリスへのアピール
グループ(エヴリワン)はイギリス政府を信用していない。政府は世論の動向を見ているがその次第によっては彼女を死のフライトに乗せるだろう。

イタリア駐在イギリス大使エドワード・チャプリンは、イギリスは国際的な保護が必要なペガーを送還しない政府はただその人間が母国へ帰っても安全な場合にしか送還することはしないと述べている。


ヴェルディ(みどりの党)党首スカニオはレズビアンであるということだけで死刑を宣告されているペガーを救うことは市民の義務であるという。すべての政治勢力に訴えてこの差別と闘おう。ただレズビアンというだけの理由で死刑にされる女性を前にしては議会のあらゆる人間もこれに反対するであろうと述べている。

ーーー以上訳文終わりーーー

インディーメディアにグループエブリワンの活動が掲載されています。
3人の勇姿が写真付きでのっています。
http://www.indymedia.org.uk/en/2007/08/379691.html

日本でも明日外務大臣、駐日イギリス大使に要請文を提出に行きます。
詳しくはコチラ
http://pega-must-stay.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/post_9097.html

ネット署名はコチラです。
http://www.petitiononline.com/pegah/petition.html

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27日に要請文を提出します

明日27日に外務省、イギリス大使館に要請文を提出します。
賛同していただける方は
お名前(ローマ字読み)と肩書き(ころあいのものを)を
支援用に開設したメールアドレス
pega_must_stay@yahoo.co.jp
までお送りいただけるとありがたいです。
また、明日の提出の時間がまだ決まっていないのですが、
もしかしたら一緒に行けるという方がいれば、その旨
メールにお書き入れください。連絡します。

期限はほんとに間際でも申し訳ないですが、
明日27日朝9時で締め切りとさせていただき、

以下に要請文を貼付けます。
宛先が二つですがほぼ同内容で、
最後の文章だけ違います。

要約すると
ペガーさんのイギリスに難民申請した事実経緯とともに、難民申請を認定しないことがとてつもない問題であるということ、イギリスの態度が人権侵害であること等が書き連ねており、最後に亡命申請が認められることを要請しています。

ーー以下イギリス大使館宛ーーー
駐日英国大使館 御中
駐日英国大使 グレアム・ホルブルック・フライ 様
〒102-8381
東京都千代田区一番町1
Tel: 03-5211-1100(代表)
Fax:03-5275-3164(代表)
イランは同性愛者を死刑にする国です。イギリスはこのことを
知りながら、レズビアンのペガー・エマンバクシュさんをイラ
ンに強制送還すると決定しました(決行に関しては現在保留中
)。この決定は国際人権規約を蹂躙するものです。

ペガー・エマンバクシュさんは、40歳のイラン人のレズビアン
です。若い頃、家族に強制的に結婚させられましたが、女性と
の恋愛関係がありました。2005年に、イランの迫害を逃れる
べく命の危険を冒しながらも、難民申請をするためにイギリス
にやってきました。

イギリスは、同性愛者の難民を出身国の迫害の危険から保護す
るとの規約に署名しているにもかかわらず、彼女の難民申請は
却下されました。しかも、今や彼女は収監され、強制送還され
ようとしています。単に国境を越えて強制移送されるのではあ
りません。「死」へと送られるのです。

私たちは人権保護のための請願を働きかけてきました。ペガー
さんの生存のため、難民の権利を守るため、国内だけでなく、
国外でも人々の大きなムーブメントが生まれました。何千とい
う抗議の手紙や、イタリアを始めとするヨーロッパの政治家、
知識人、世界中のアクティビスト、人権の専門家、国内の多く
の人たちからの非難にも関わらず、ペガーさんの難民申請は認
められていません。こうしている間にも、ペガーさんの強制
送還反対と難民申請の受理を求める人たちの動きはどんどん大
きくなり、さまざまな抗議活動も拡大しています。

ペガー・エマンバクシュさんは今、シェフィールド近郊のヤー
ルズウッドの収容センターにいます。過去に彼女の難民申請は
「申請の動機に一貫性がない」ということで却下されています
。その理由のひとつは「彼女が同性愛者である証拠がない」と
いうことでした。

ドイツでも似たようなケースがありました。若いレズビアン、
ジャスミンKさんが亡命を申請したとき、「彼女がレズビアン
であることを証明できない」という、イギリス同様に、不十分
な論理で却下されました。

世界人権宣言も、国連難民条約も、レズビアンであることの「
証明」をするまでもなく、人は保護されるべきであると謳って
います。同性愛は性的指向であり、現在のところ個人によって
自己申請したり、自分を定義したりすることで語られる概念で
す。こういう「指向」に対して証拠を求めること自体が人権侵
害であります。イスラエルはホロコーストの時に、ユダヤ人の
難民を彼らの自己申告に基づいて受け入れました。当時、難民
の多くは身分を証明する書類すらもっていませんでした。

人権を尊重するためには、こういった行動が必要です。個人の
性行動を他人の目にさらすことを強要すること、また、セクシ
ュアリティを証明するために行われる治療的、心理的診断のプ
ロセスは個人のプライバシーと尊厳を傷つけるものです。

私たちはペガー・エマンバクシュ、ジャスミンK、そして同性
愛者であるということで迫害を受けているすべての人々が、文
明国であり、非寛容を認めないと自認する国々で、難民として
亡命申請を認められることを強く求めます。

特にイギリスは多様性を尊重し、人権を守る国であり、国連の
人権理事国の一員であること。さらに、世界でも有数の同性愛
者に対する敏感さをもちあわせている国です。いったん決定し
、現在決行保留になっている強制送還をただちに却下し、ペガ
ー・エマンバクシュの難民としての亡命申請を認めるよう、イ
ギリス政府に強く要請します。

賛同人(お名前と肩書きが連ねられます)
 (現在約120名の方々にいただいております。集約して大使館に提出いたします。)
日 付
 2007年8月27日

ーー以下外務大臣宛ーー
外務省 御中
外務大臣 麻生太郎 様
〒100-8919
千代田区霞が関2-2-1
代表電話:03-3580-331

イランは同性愛者を死刑にする国です。イギリスはこのことを
知りながら、レズビアンのペガー・エマンバクシュさんをイラ
ンに強制送還すると決定しました(決行に関しては現在保留中
)。この決定は国際人権規約を蹂躙するものです。

ペガー・エマンバクシュさんは、40歳のイラン人のレズビアン
です。若い頃、家族に強制的に結婚させられましたが、女性と
の恋愛関係がありました。2005年に、イランの迫害を逃れるべ
く命の危険を冒しながらも、難民申請をするためにイギリスに
やってきました。

イギリスは、同性愛者の難民を出身国の迫害の危険から保護す
るとの規約に署名しているにもかかわらず、彼女の難民申請は
却下されました。しかも、今や彼女は収監され、強制送還され
ようとしています。単に国境を越えて強制移送されるのではあ
りません。「死」へと送られるのです。

私たちは人権保護のための請願を働きかけてきました。ペガー
さんの生存のため、難民の権利を守るため、国内だけでなく、
国外でも人々の大きなムーブメントが生まれました。何千とい
う抗議の手紙や、イタリアを始めとするヨーロッパの政治家、
知識人、世界中のアクティビスト、人権の専門家、国内の多く
の人たちからの非難にも関わらず、ペガーさんの難民申請は認
められていません。 こうしている間にも、ペガーさんの強制
送還反対と難民申請の受理を求める人たちの動きはどんどん大
きくなり、さまざまな抗議活動も拡大しています。

ペガー・エマンバクシュさんは今、シェフィールド近郊のヤー
ルズウッドの収容センターにいます。過去に彼女の難民申請は
「申請の動機に一貫性がない」ということで却下されています
。その理由のひとつは「彼女が同性愛者である証拠がない」と
いうことでした。

ドイツでも似たようなケースがありました。若いレズビアン、
ジャスミンKさんが亡命を申請したとき、「彼女がレズビアン
であることを証明できない」という、イギリス同様に、不十分
な論理で却下されました。

世界人権宣言も、国連難民条約も、レズビアンであることの「
証明」をするまでもなく、人は保護されるべきであると謳って
います。同性愛は性的指向であり、現在のところ個人によって
自己申請したり、自分を定義したりすることで語られる概念で
す。こういう「指向」に対して証拠を求めること自体が人権侵
害であります。イスラエルはホロコーストの時に、ユダヤ人の
難民を彼らの自己申告に基づいて受け入れました。当時、難民
の多くは身分を証明する書類すらもっていませんでした。

人権を尊重するためには、こういった行動が必要です。個人の
性行動を他人の目にさらすことを強要すること、また、セクシ
ュアリティを証明するために行われる治療的、心理的診断のプ
ロセスは個人のプライバシーと尊厳を傷つけるものです。

私たちはペガー・エマンバクシュ、ジャスミンK、そして同性
愛者であるということで迫害を受けているすべての人々が、文
明国であり、非寛容を認めないと自認する国々で、難民として
亡命申請を認められることを強く求めます。

特に日本は多様性を尊重し、人権を守る国であり、国連の人権
理事国の一員です。現在決行保留になっている強制送還をただ
ちに却下し、ペガー・エマンバクシュの難民としての亡命申請
を認めるよう、イギリス政府に働きかけてくださるよう強く要
請します。

賛同人(お名前と肩書きが連ねられます)
  (現在約120名の方々にいただいております。集約して外務省に提出いたします。)

日付
 2007年8月27日

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準備しています。

今、ブログ管理人で要請文を今作成しています。(英語と日本語両方)
外務省、イギリス大使館宛に月曜日(明日)提出する予定です。
完成もしていないうえにこんな急で本当に申し訳ないのですが、
一緒に名前をつらねていただける方を
明日朝9時まで募集します。(段取り悪くてほんとすみません)

もちろん要請文等を待たずして個別に抗議することも全く問題ありません。
(たぶん効力の問題かなぁ)

要請文はでき次第MLにあげますが、
ひとまず、賛同人/団体をよびかける用意をしている
ということを御知らせいたします。

募集の宛先は
pega_must_stay@yahoo.co.jp
です。
新しく開設したこの支援用のアドレスです。
(ちなみにpegaとありますが正しくはpegah。。汗)

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8月25日(土)現在の状況

8月25日土曜日にペガーさんの支援団体Friends of Pegahのスタッフと電話で話をして、現在の状況を確認したので報告します。

現在、ペガーさんは収容所にいますが、ここ数日の間に彼女のために優秀な法律の専門家のチームが組まれたそうです。8月25日の強制送還の決定ということではなくなり、その日に弁護士とペガーさんの地元シェフィールドの国会議員ロバート・カーボーンが代理人として入国管理局で話をする機会が設けられたとのことです。

ただ、状況は決して楽観しできるものではなく、このヒアリングから強制送還という決定が出される可能性も否定できません。そのためペガーさんの滞在許可がきちんと下りるまで引き続きキャンペーンをおこなってほしいと要請されました。

日本でもブログを開設してペガーさんのことをサポートしたいと思っているし、このブログを見た人たちが日本からもオンライン署名を行っていると伝えたところ、スタッフの方にも「本当に国際社会のグローバルなキャンペーンの広がりには感謝している。ただただ感動している。海を越えたところに住む多くの人たちがサポートしてくれているのは本当に素晴らしいことだし、心強く感じている。この場を借りて日本のサポーターの皆さんを含めすべての支援者に感謝の気持ちを伝えたい。」とのことでした。

スタッフの方が「ペガーをイランに送り返すことだけは絶対できないので、できるだけのことをしたいし、皆さんにも引き続きのサポートをお願いしたい。」とおっしゃたので、「海外に住む私たちは一番何をしたらいいですか?」と尋ねたところ、英国の内務大臣のジャッキー・スミスのところにFAXを送るのが効果的なので、FAXのある人はFAXを送ってほしいとのことでした。(ない方はもちろんEメールでも。送り方については「今すぐできること」のエントリーを参照してください。)

刻一刻と変わる状況をできるだけ報告していきたいと思っていますので、これからも支援をよろしくお願いします。

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ガーディアン(英国一般紙)の記事

イタリアがイギリスにイラン人レズビアンの強制送還の中止を要請

ジョン・フーパー(ローマ)

2007年8月24日金曜日

ガーディアン・アンリミテッド

(ガーディアン紙のオンラインバージョン)

http://www.guardian.co.uk/iran/story/0,,2155893,00.html#article_continue

英国政府はイラン人レズビアンの強制送還を中止するようにというイタリアからの高まる圧力に面している。彼女の強制送還に反対する人たちによると、彼女がイランに強制的に送り返された場合、石打ちによる死刑とされる危険が高いとのことである。

イラン人レズビアン、ペガー・エマンバクシュ(40)の強制送還ついてのニュースは、イギリスでは主要なメディアで全く取り上げられなかったにもかかわらず、イタリアのメディアの一面記事として扱われた。金曜日には、右派野党のメンバーが内閣閣僚の「もしイギリスが彼女の強制送還を撤回しないようなら、イタリアで難民認定するべきだ」という提案を支持すると表明した。

彼女は8月16日のテヘラン行きの便で強制送還させられることになっていた。しかし、ケースの再考が認められ、この決定は延期されている。

イタリアのレスビアン、ゲイ、人権活動家のグループは月曜日にローマのイタリア大使館の前で座り込みを行った。今晩、グループのメンバーたちはイギリス大使のエドワード・チャプリンと会うことになっている。

イタリアの中道左派政権の平等、機会均等政策についての大臣であるバーバラ・ポラストリニは、エマンバクシュ氏の生命は「明らかな危険にさらされている」との見解を示した。彼女の人権を守るためにすべてのことがなされなければならないとも述べ、「もし必要ならペガーさんをイタリアに迎える可能性を否定するべきではない」と加えた。

ポラストリニ大臣はロマーノ・プローディ首相もこの件に関心を寄せており、彼女がこのコメントを出す前に彼とも話をしたとも言っている。

イタリアの人権活動団体Everyoneのスポークスパーソンによると、エマンバクシュ氏は結婚していてふたりの息子がいたが、その前に年下の女性との関係があったという。「この年下の女性は逮捕され、拷問され、最後には殺されている。実際に何が起きたのかはわからない。」とも話している。

エマンバクシュ氏はイランを逃れ、2年前にイギリスで難民認定の申請を行った。彼女がイランを後にしてから、彼女の父親は逮捕され、彼女の居場所を白状するようにと拷問を受けた。

Everyoneのスポークスパーソンは、イランの法律では、レズビアンへの刑罰は公開によるむち打ち100回であると述べた。しかし、エマンバクシュ氏はイラン政府筋のウエブサイトで「社会的秩序を乱す敵」とされており、石打ちか絞首刑による死刑とされる危険が高いとも話している。

英国内務省のスポークスパーソンは次のようにコメントしている。「すべての難民申請は訓練を受けたケースワーカにより、それぞれの事情を鑑みつつ最新の正確な情報に基づいて検討されている。強制送還を行う前には必ず個々のケースをよく注意して検討しており、本国への帰還が申請者を危険にさらすことになると信じる場合は、強制送還することはない。」

エマンバクシュ氏は難民認定の申請が却下された後、8月13日にシェフィールドで逮捕され、現在べドフォードのヤールズウッド収容所に収容されている。

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各国でのメディア取り扱い

英国の大手メディアにやっと載ったようです。
イタリアでは未確認ですが、一面に載っているようです。
またわかり次第アップします。

英国大手メディア ガーディアン


● 韓国フェミニスト・ウェッブ新聞 ”イルダ”


スパルタカス

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海外でのサイト

イタリアでコミュニティが動いていると思われます。
http://spartakism.wordpress.com/2007/08/23/save-pegah/

その動きからかイタリアにあるイギリス大使館から
声明が出されています。
British Ambassador promises: "We will not deport Pegah Emambakhsh"
「強制送還はないだろう」という感じでしょうか。

http://www.indymedia.org.uk/en/regions/sheffield/2007/08/379438.html

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日本でも掲載してもらえています

記事として掲載してくださっているサイトをご紹介します。
迅速な対応にほれます。

Tokyo Wrestlingさん
http://www.tokyowrestling.com/jp/index.html

ゲイジャパンニュースさん
http://gayjapannews.com/news2007/news199.htm

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現在の署名の動向

ネット署名してくださった方、おつかれさまでございます。
現在ネット署名数はこちらのページからみられます。
http://www.petitiononline.com/mod_perl/signed.cgi?pegah&1

いま25日午前11時43分の時点で1301名です。

是非各国のお友達にもお知らせいただけたらと
思っています。

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参考文献

【同性愛者の難民申請に関する大学生の論文】
http://www.tufs.ac.jp/common/fs-pg/portal/18yushuronbun/chiiki1804.pdf

【日本でもあったイラン人シェイダさんのケース】
http://www.sukotan.com/shayda/shayda_top.html

【ゲイジャパンニュース】
亡命イラン人レズビアン女性とのインタビュー 「拷問を受けたのは私がレズビアンだから」<上>
http://gayjapannews.com/news2007/news181.htm

亡命イラン人レズビアン女性とのインタビュー 「拷問を受けたのは私がレズビアンだから」<下>
http://gayjapannews.com/news2007/news183.htm

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このニュースを知らせるツール

短めに貼付けられるようにしてみました。
転送歓迎以下をコピーしてお使いください。

ーー以下記事要約/転送歓迎ーー

ペガー・エマンバシュクさん、イラン人女性、40歳。2005年にイランを脱出し、イギリスで難民申請をしたが、それが認められずにあと数日で故郷のイランに強制送還されようとしている。彼女は、レズビアン。レズビアンであるということは、イスラム法の下、イランでは死を意味する。石打ちの刑に処されることもある。

殺される確率が高いとわかっていて、彼女をこのまま強制送還させていいのか。国際難民法の述べる難民の定義を引用するが、「…人種、宗教、国籍もしくは特定の社会的集団の構成員であるということ又は政治的意見を理由に迫害をうけるおそれがあるという十分に理由のある恐怖を有するために国籍国の外にいる者」(難民条約第1条)とは、彼女のことではないのか。

彼女の強制送還は、国による殺人である。これは許しがたい犯罪であり、人命の冒涜だ。
国際社会は黙って見すごしていけない。ペガーさんのために一人一人のアクションを求めたい。

【英語サイト】
インディーメディア:
http://www.indymedia.org.uk/en/2007/08/379580.html

シェフィールドのメディア:
http://www.indymedia.org.uk/en/regions/sheffield/2007/08/378415.html

ネット署名(英語):
http://www.petitiononline.com/pegah/petition-sign.html


【日本語訳ブログ】:
http://pega-must-stay.cocolog-nifty.com/blog/

※記事は刻一刻と更新されて、新しい記事が出ていますので、トップから別の記事も見られます。

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イラン人レズビアン、ペガーのイランへの強制送還に反対します。

みなさま、こんにちは。

イギリス在住の友人が送ってくれた以下の事件に驚き、日本にいるわたしにできることはなんだろうかと考えて、急ごしらえではありますが、このブログを立ち上げました。

事件の概要を簡単にお知らせします。

イラン人レズビアンのペガー・エマンバクシュさんは、イランでの迫害を逃れてイギリスへやってきましたが、難民申請が認められませんでした。ぺガーさんは、現在、イギリス入国管理局に収容されており、本国へ強制送還されそうになっています。

イランの刑法では、同性愛が厳罰に処せられるよう定められています。強制送還が決行されたら、ペガーさんは確実に死罪となります。

イギリス、イタリアをはじめ、ペガーさんの強制送還に反対する署名活動が行われています。

日本からもできるだけ多くの抗議ファックス、メール、署名をおくることによって、強制送還を阻止することができるかもしれないので、 たくさんのかたがたにこのブログを読んでいただきたいと思います。

引用・転載どこまでも大歓迎です。

事件の詳細はコチラをお読みくださいませ。先述の友人が日本語に訳してくれました。
http://www.indymedia.org.uk/en/2007/08/379484.html

ーー以下訳文ーーー
379485

イスラム刑法からの引用
「127条から134条まではレズビアンの性的関係について言及するものである。レズビアン同士の性交への罰則はむち打ち100回、また3回以上繰り返された場合は死刑である」
英国内務省, イランに関するガイダンス資料, 2007年2月27日
http://www.ind.homeoffice.gov.uk/documents/countryspecificasylumpolicyogns/iranogn?view=Binary

イラン人女性ペガー・エマンバクシュさんは、2005年にイギリスで難民認定の申請をしましたが、申請は認められませんでした。今月シェフィールドで逮捕され、現在入国管理局の収容所におり、8月28日午後9時35分発の英国航空BA6633便で、イランに強制送還されることになっています。

もし、イランに強制送還された場合、投獄され、石打ちにより処刑される危機に直面します。イランでは彼女のセクシュアリティ(同性と性的関係を持ったこと)が罪に問われるのです。

ペガーさんはパートナーの女性が逮捕され、拷問を受け、石打ちによる死刑に処せられてから、イランを脱出しイギリスで難民申請を行いました。当時、彼女の父親も逮捕され、彼女の居場所について尋問されました。彼自身も拷問を受けましたが、その後解放されました。

ペガーさんがもしイランに戻ったら、迫害を受ける恐れが十分すぎるほど考えられます。 彼女は、イランでは周知の通り厳しく迫害されている特定の集団(ゲイ、レズビアン)に属しているからです。

イランの人権活動家によると、1979年にホメイニ師が政権を掌握して以来、多くのレズビアンやゲイが処刑されてきました。イギリスの同性愛者人権団体Outrageは次のように述べています。

「イラン・イスラーム共和国は地球上でもっともホモフォビックな国と言っても過言ではない。LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)の人々への拷問と処刑は政府主導で行われ、宗教により支持されている。これは国際的に批准されている国際人権規約への重大な挑戦である」

ペガーさんの難民申請が却下された2005年の秋と比べて、新しい大統領とともにイランはさらに保守化しています。2006年、ドイツの裁判所では、セクシュアリティを理由に死刑に処される恐れがあるため、イラン人のレズビアンは強制送還されるべきではないとの判決が下されました。

イギリス政府はイランで同性愛者が置かれている厳しい現状を十分承知しているにもかかわらず、入国管理局はペガーさんがイランに戻った場合に危険にさらされることを信じないというスタンスを取っています。

イギリス外務省のキム・ハウェルズ氏は、リンダ・マクアヴァン欧州議会議員への別件についての手紙のなかで、「イランの人々の基本的人権の保障はひどい状況で、事態はますます悪くなっている」と認めており、イランで死刑執行、公開処刑、石打ちによる死刑などが増加していることに懸念を示しています。ハウェルズ氏は同じ手紙で、イギリス外務省の死刑に関するポリシーは明確であり、すべての死刑に反対するものである、と書いています。

ペガーさんはもともとカムアウトしているレズビアンですが、ペルシア語、ファルシ語への翻訳を含むインターネット・キャンぺーンで取り上げられ、今や国際的に名を知られるようになりました。彼女のストーリーはイラン政府が支持する主要な国内ニュースサイトでも取り上げられています。

メンタルヘルス的に深刻な問題を抱えながらも、ペガーさんはシェフィールドの地域コミュニティの一員として、北部難民センターでボランティアとして働くなど、積極的に活動してきました。コミュニティ内で彼女は尊敬されており、彼女を知る人たちはイランに戻ったときの迫害の深刻さを理解しています。

ペガーさんの担当医師は、もし彼女が強制送還されることになったら、「致命的な精神的ダメージを受け、精神の破綻はまぬがれないだろう」と警告しています。今こそ彼女の強制送還を止めさせるために、ともに行動してください。

ペガーさん居住域の国会議員リチャード・カーボーン氏の要請により、先週予定されていた強制送還は来週火曜日(8月28日)に延期されました。今、彼女に新しく就いた弁護士は新たな証拠を示し、専門家の意見とともに新たな難民申請の準備をしています。ペガーさんと弁護士が申請準備をするために、再び強制送還の延期が必要です。

イギリス入国管理局は、ペガーさんを強制送還すれば、重大な不正義、深刻な人権侵害を犯すことになります。今こそ自らのガイダンスに沿って行動するよう強く求めます。

「個人の申請者がイランへの帰国に際し、同性愛行為により刑罰を受け、迫害されるという恐れがあるのならば、(迫害を受けている)特定のグループに属する者として、難民のステータスを与えられるべきである」
英国内務省、イランに関するガイダンス資料、2007年2月27日
http://www.ind.homeoffice.gov.uk/documents/countryspecificasylumpolicyogns/iranogn?view=Binary

【わたしたちが今できること】
ペガーさんの強制送還は来週の火曜日に予定され、時間が迫っています。なるべく多くの人に情報を伝え、また、ぎりぎりまでアクションを続けてください。

1.オンライン署名に参加してください。

下記のアドレスからオンライン署名をすることができます。署名文(英語)の内容はペガーさんの強制送還の中止を求めるものです。
http://www.petitiononline.com/pegah/petition.html

2.イギリス内務大臣ジャッキー・スミスに強制送還を中止するようFAXまたはEメールを送ってください。

FAXの方が効果的ですが、それが難しい場合はEメールを送ってください。
下記のモデルレターに自分の名前と住所を付け加えて使ってもよいですが、自分でレターを作成する場合はペガーのケース番号「Home Office reference number: B1191057」を必ず書くようにしてください。

Fax: Home Secretary's General Office
020 7035 3262  
+44 20 7035 3262(イギリス国外からの場合)

E-mail: smithjj@parliament.uk
homesecretary.submissions@homeoffice.gsi.gov.uk

※ファックスを送った場合は、誰がどこにファックスを送ったかこのメルアドにお知らせして欲しいです。
Contact : pegahletters@mac.com

<モデルレターの大意>
モデルレターの内容は、上記の文章とほぼ同じものに、

I would respectfully request that you release Pegah from detention and return her to her Sheffield community and reconsider Pegah’s case on Compassionate grounds and if so minded grant Pegah leave to remain.

「ペガーさんを収容所から解放し、彼女の住んでいたシェフィールドに戻れるようにすることを強く求めます。また、ペガーさんの難民申請のケースを慈悲の観点から再考し、英国での滞在権を与えるよう要請します」

という文面を付け加えたものです。

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